| ちびろくとおっぱい |
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母乳育児を決意！ |
| ちびろくとおっぱい |
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母乳育児を決意！ |
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母乳のみでいこう！と、ミルクを足さない決意をしたものの、不安は大きくなるばかりだ。 １回の授乳で出る量が少ないので、とりあえず、ちびろくが泣こうと泣くまいと、きっちり３時間ごとに授乳することにする。 はじめて、夜中にも起こして飲ませてみた。 わたし自身、夜中に起きる自信がないため、とりあえず２時まで起きていて、おっぱいを飲ませてから寝ることにする。これまでは、せっかく眠っている子を起こしてまで飲ませることもないと思っていたが、実際ちちくびをふくませると、結構飲むものだ。半分寝ぼけているのかもしれない。ちびろくは、ちっともグズらず、飲んだらそのまま眠ってしまう。…ホッ。 しかし、量を量り損ねてしまった。どのくらい出ているのか、気になるところだ。 左右ひととおり飲ませた後、飲んだ後の搾乳で、次のお乳がたっぷりつくられますという育児書の記述を頼りに、さっそく搾ってみる。ちびろくが飲み残したおっぱいが、チョロチョロ出てきて、細い線がぴゅっと飛ぶ。しかし、それでも、量にしてみればほんのちょっとだ。 さらにこの後、わたしがグッスリ寝込んでしまい、朝５時の授乳のはずが目覚めれば７時…。 早くも挫折。こんなんで、おっぱいは、ちゃんと出るようになるのだろうか。 | ||||||
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搾乳機を購入する。 ピジョンさく乳器。手動タイプ。税別１,９９８円也 これでサクサク搾乳して、おっぱいの出をよくする目論見なのだ。授乳（１００ｃｃほどしか出てない…）の後、さっそく搾ってみる。 痛～い！搾乳ってこんなに痛いの！？ ポンプ（？）で吸引するのだが、ちちくびが押しつぶされて引っ張られる。相当痛い。 電動式を買わなくてよかった。手動だと自分で調節できるから、まだ何とかなる。電動で有無を言わさず搾られてはたまったものではないだろう。それともそれなりの機能がついていて、大丈夫なのか？ それにしても、痛い。飲んでもらった方がず～っと楽だ。 しかも、搾ったおっぱいは１０ｃｃも溜まらない。ということは、やはりおっぱいは少ししかつくられていないのだろう。ちびろくは頑張って全部残さず飲んでいるのだと思う。もっと飲みたくても、おっぱいはきっと出ないのだ。このままにしていたら、おっぱいはいよいよ枯れてしまいそう。 …だいじょうぶかなぁ。ちびろく、おなかすいているだろうに。 やはり、ミルクを足さなくてはならないのだろうか。不安は募るばかりである。 | ||||||
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とうとう、おっぱいマッサージへ行く。 最後の手段にとっておいた最強のおっぱい支援だ。 桶谷式母乳マッサージをしてくれる母乳相談所の話を、友人から聞いたのだ。 彼女も母乳不足に悩み、子どもが１ヶ月の頃に通ったそうだ。その後、結局彼女は５ヶ月からミルクオンリーになってしまったのだが、マッサージを受けてしばらくは母乳がよく出たと言う。ちびろくは、もう３ヶ月。今更遅いかも知れないが、何もしないよりはマシだろう。 医院では、おばあちゃんの助産婦さんが、おっぱいマッサージをしてくれる。施術は、１時間くらいだろうか。それほど痛くない。これでぴゅーぴゅー出るようになればしめたものだ。 【指示事項】 ① ミルクを飲ませない ② 哺乳壜を使わない（何か飲ませるときは、匙を使う） ③ 授乳間隔を３時間以上開けない ④ 授乳後に手搾りによる搾乳を行う さあ、もうすこし。ちびろく、がんばって飲んでね！！ | ||||||
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乳揉みばばあ（失礼）に説教をされたよ。 おっぱいで育てないからよい子が育たない、とか。 最近の怖い犯罪はみんなミルクで育てられた子の仕業だ、とか。 おっぱいで育てたら優しくて強い子になる（←プラス孫自慢） おっぱいで育てたら、おかあさんをだいすきになる おっぱいさえやっとったら、すべてＯＫなんかーーー！ と突っ込みたくなるようなばばあの説教。科学的根拠まるでなし。 まるでおっぱい教だね。敵はミルクだ。 いやいや相手はバーサンだし…とぐっと堪えたわたし。覚悟はしていたのだけど、ミルクで育てるのは罪悪だと言い切るバーサンにはうんざりした。 そのバーサンを頼みの綱にしているのも確かなのに、マッサージしてもらいながら、オナカの中で 「フン、このババア、ふざけんな」 とか考えていた、なんて腹黒いわたし（←しかも反省の色なし）。それにしても説教は続く。 最近のおかあさんはこらえ性がなくて、み～んなミルクで育てている（からよい子が育たない） おっぱいでなければ絶対に駄目。云々…。 そんな、おっぱいしか駄目とか言うなら！！ おっぱい出るようにしてくれよぅ～。 説教はいいから！バーチャン頼むよぅ。マジで。 だけど、考えちゃったのよ。バーチャンの説教を聞いて。 迷信みたいなおっぱい教を信じているわけでもないのに、何でわたしはこんなおっぱいにこだわっているのかなぁ、って。紙おむつ神話はちっとも信じていなくって、何の罪悪感もなくバンバン使っているくせに。ちびろくにしてみれば、おいしいおっぱい（もしくはミルク）をおなかいっぱい飲めたら、それがいちばん幸せなのではなかろうか。 オナカをすかせて泣き寝入りするより、ポンポコのおなかで満足して眠った方がどんなにかよいだろう。結局「おっぱいで」というのはまったくのわたしだけのエゴでしかないのだ。 多分これからも、こんなことはいくらでもあるのだろう。 「おかあさんは、あんたのためを思って」 という呪文を唱えながら、わたしはちびに迷惑な愛情を注ぎ込むに違いない。 それでもまだ、出ますようにと念じながら、おっぱいを搾る。そしてバーサンに教えられた通り、大きな匙でちびろくに飲ませる。ほんの１０ｃｃでも多く飲んで欲しくて。 今週いっぱいは、おっぱいでいく。 それでも出ないなら、もう迷わずにミルクを足すこと。 目的はおっぱいを出すことではなくて、ちびろくを元気に育てることなんだから！ | ||||||
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母乳育児について、情報を求めてネットサーフィンをしていたら、お医者さまのページをみつけた。 とてもわかりやすく、丁寧に、そしてかなり詳しい記述があり、実はわたしはこのページを読んで、母乳育児を続ける決心をしたのだ。 だってすっごい説得力で、「ウン、ウン」って納得することばかりだったのだ。おっぱいに悩むおかあさんにおすすめ。 母乳育児について考えたいひとは、今すぐＧＯ！ 岡村先生が「楽しむ母乳育児」について、いろいろ教えてくださるから！ このころのわたしは、もう、何を信じればよいのか、わからなくなっていた。 一体どこまでやれば、おっぱいは出るようになるのか。 それとも、もう、出ないのか。 そうせだめなら、早く見切りをつけて、ちびろくにミルクを飲ませなくてはならない。 麦茶を飲めば出るのか。 たくさん眠ればよいのか。 ふろにはいればよいのか。 育児書には、いろいろなことが書いてある。よいと言われることは、すべてやった。 しまいには、おっぱいが出ないと神経質にならずにのんびり構えましょうという記述さえ、頭にくる。 「そんなこと言ったって、ここに！おなかをすかせたちびがいるのに！」 さらに、外野がまた、ひっくり返してくれるのだ。 母は、ちびろくに、 「あんた、かわいそうにねぇ、おなかすかせて。かーちゃんのおっぱい出ないから、ぼく、がまんするんだもんねぇ」 なんて言ってるし！！夫は夫で 「そんな心配ならミルクやれば？」 と気軽に言うし。 立つ瀬のないわたくし。 悪気のないのはわかっている。だけど神経ささくれだってるわたしには、何もかも嫌味にしかとれない。子育て中の熊が凶暴なように、人間だって子育て中は神経過敏なのだ。グシュン そんな風に追いつめられていたときに、いただいたアドバイス。 「１回の量が少ないのなら、授乳回数を増やせばよいじゃないですか」 この言葉に、わたしがどんなに救われたことか。 おっぱいが足りずにちびろくが泣くのが、かなり大きいプレッシャーだったのだが、途端に気にならなくなった。授乳回数が増えれば、それだけちびろくは、多く飲めるのだ。おっぱいは、赤ん坊が吸うことによってのみ分泌が増すということも、このＨＰにある説明で、はじめて納得することができた。 とにかく、おっぱいを出そうと思えば、頻繁にちびろくに吸ってもらうしかないらしい。 もうすこし、がんばってみよう。 どうしても、おっぱいが足らずにちびろくが泣いたら、匙でミルクを飲ませよう。 出の悪い右のおっぱいから吸わせて、根気よく授乳を繰り返そう。 ちびろく、お願い。 ドナルドのお口で吸ってちょうだい。 そして明日はまた、乳揉みババアのところへ行くのよ。 | ||||||
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