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最後のおっぱい
添い乳でねんね。
「もう、おしまいよ～。ぱいぱい最後よ」と言い聞かせながら飲ませた。
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寝ぼけて大泣き
ちびろくはいつも眠ってから１時間ほどしたところでちょっと泣くのだ。ほんのちょっとおっぱいをちゅくちゅくして、スグ眠ってしまうのが今までのパターン。
しかし、もうここでおっぱいを飲ませるわけにはいかないのだ。とりあえず、抱っこして揺すってみる。
「ねんねして～、ねんね～。ちびろく、だいじょうぶよ～。かーちゃんが抱っこしてるわよ～。ねんねして～」（←呪文）
ちびろくは、
「おれ、もうわけわかんないよぅ～～」
と、全身をジタバタさせ大声でギャーギャー喚きながら泣きじゃくっている。目はぎゅっとつぶられており、目覚めているわけではない。昼間の断乳をしたときも眠くなるとこんなふうにグズりまくった。
しかし、１時間。１時間泣きわめけば、ちびろくは力尽きるハズ。ここがかーちゃんのふんばりどころ。
「ぱいぱいは飲めないけど、ちびろく、お茶々飲む？」
ギャーギャー喚く口に、ストローを突っ込んでみた。これだけ泣けば、さすがに喉も乾くだろう。ちびろくは、目を閉じたま、ぎゅっぎゅっぎゅっと音を立てグビグビ飲んだ。
試しにちゅくちゅくも突っ込んでみたが、こちらはすぐさま自分で外してしまう。そのままペッと床に投げ捨て、大泣き続行。いつもはちゅくちゅくだいすきなくせに、
「おれがほしいのは、これじゃないーーーッ」
と懸命に主張している。
こうなると、もはや打つ手ナッシング
わたしは思考を一切停止し、なーんにも考えないことにした。もがくちびろくをぎゅっと抱き、ただひたすら敵が疲れて自滅するのを待つしかない。
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ちゅくちゅくで、ちびろく沈没
ずーっと同じ調子で騒音が響いていると、耳はそれに慣れるらしい。いくらギャーギャー泣かれても、気にもならないようになってきた。
縦抱き、横抱き、フトンの上に置いてみたりを繰り返し、時々お茶を飲ませ、試しにちゅくちゅくを突っ込んでみる。そんなことを機械的にこなしているうちに、ちびろくは、ひっくひっくとしゃくり上げながら、とりあえずちゅくちゅくをくわえて眠った。
ヤレヤレ、かーちゃんの勝ち。
このまま朝まで保ってくれればよいのだが、そうはいかないだろう。次の決戦は、おそらく３時間後。そして、朝の起き抜けもきっと泣く。
長い夜になりそうである。はぁ～
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| 04:35 |
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二度目の大泣き
ちっこして、起きたらしい。
今回も、ジタバタ暴れまくり、オムツを替えるのも一苦労。お茶は飲むが、ちゅくちゅくは拒否。
もう起こしてしまおうと、明るい部屋へ連れていったりほっぺたをペチペチしてみたり、努力するものの報われず。
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| 05:20 |
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フトンにおろすと寝た
ジタバタ暴れるちびろくを、何度目かにフトンにおろした。腕もだるいし、抱っこし続けるのもツライのだ。
激しく繰り出す脚の蹴りで、ちびろくはぐるぐる回る。フトンから落ちないように方向転換させ、マクラで行く手を阻んだりする。しばらくすると、ちびろくはそのまますーっと静かになった。どうやら、寝たらしい。
と、思ったらフェイントだった。
再び、泣き声が響きわたる。
ゴロンゴロンと転がり、止まったところで静かになった。今度こそ、寝たか。5:30ａｍ
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| 07:50 |
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朝の大泣き
今日は、ちょっとお寝坊さん。
まだ寝ぼけているらしく、やっぱり大泣き。
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| 08:20 |
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起きた
とりあえず、目を覚ました。
泣いてはいないが、不安定な精神状態らしい。
朝ごはんで機嫌を直す。ホットケーキとミルク１００㏄
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| 15:00 |
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断乳後、２４時間は搾乳できない。
左のオッパイがゴツゴツになってきた。右は、まだふやふやでやわらかい
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| 17:00 |
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右のオッパイも、ちょっと張ってきた。
左は、すでに喉近くまでゴツゴツ～。脇の辺りまで張り、黙っていても痛い。ちちくびも、触れるとビリビリ痛いのだ。
右のオッパイは、もともと出が悪かったのだ。こうなると、本当に出ていなかったんだなーと思う。それにしても、このままおっぱいを飲ませなかったら、おっぱい製造は止まってしまう。このままじゃ断乳になっちゃうー。しくしく
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| 18:00 |
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ちびろく大泣き
ドライブ中、チャイルドシートで大泣き。
外が暗くなり、眠くなってきたらしい。そろそろ腹も空くころだ。オヤツを食べさせ、お茶を飲ませて気分転換を図るが、途中からどうしようもなくなった。
オッパイは痛いし、ちびろくの泣きは止まらないし、かーちゃんの方が泣きたいよぅ～
もう、断乳いやだーーーッ
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| 19:00 |
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うちに着いて、夜ごはんを食べると、ちびろくはご機嫌さん。
無邪気に遊ぶその姿を見ながら、わたしはもう断乳をやめたくてやめたくて、仕方がなくなってきた。
このまま飲ませなかったら、本当に断乳になっちゃうと思うと、寂しくてやり切れない。断乳がツライのは、ちびろくではなく、かーちゃんなのだ。
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| 21:00 |
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おっぱいを飲ませる 断乳失敗
お風呂の後、添い乳でねんね。ちびろくは、ゴクゴク飲んですんなり眠った。
わたしは大満足（←バカ）
もう、断乳なんかしなくていい。
ちびろくが「もうのまにゃい～」と言うまで、とことん飲ませてやろうではないか。（←開き直り）
もしくは、わたしが本当に授乳がイヤになるその日まで。
添い乳で虫歯になると言うのなら、眠ってから歯を拭こう。職場復帰して、おっぱいが出なくなったら、その時点でやめればよいのだ。それなら諦めもつくだろう。（ちびろくが、ではなくて、わたしが）
そのうち、イヤになる日がきっと来る。
授乳中は、中途半端に巨乳なので、ピタシャツやピタニットも着れないし、真冬のさむ～い夜中でも、おっぱいペロンと出さなくてはならない。吸われ続けてたらちねになるし、噛まれると無茶苦茶イタイ。
それでも、今は飲ませたいのだ。
わたしは飲ませたいし、ちびろくは飲みたい。それならば、断乳しなくたってよいではないか。
おっぱいは毒ではないし、ごはんを食べてフォローアップミルクも飲ませれば、栄養的にも不足はないはず。
そのかわり、昼間は完璧に断乳しよう。そのせいで出が悪くなり「こんなんいらない」とちびろくが拒否すれば、それで終わり。
ええい、こうなったら小学校に上がるまで飲み続けてもらおうか。
ちびろくとかーちゃんのおっぱい抗争は、まだまだ続くのだ。
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