ちびろくとグアム

ちびろくと一緒にグアムへＧＯ！ＧＯ！ 赤ちゃん（4ヶ月）連れの無謀な旅行記 2000年4月

育休とって旅に出るのだ	ちびろくとデート−THE PLAZA
準備編	POOL−アウトリガーのプール
ウキウキ出発！	TUMON SANDS PLAZA
グアム到着	最後の一日−DFS

育休とって旅に出るのだ わたしは、もともと旅行が大好き。 わたしの勤めている会社は１年に１回だけ、５日間の連続休暇が頂ける。前後の土日をあわせれば９日間。今まではその休暇を利用して、忙しく旅に出ていたのだ。 しかし、今は育児休暇中。毎日が日曜日なのだ。 仕事に復帰すれば、そうそう休暇は取れないことは分かっている。大事な連続休暇だって、ちびが水疱瘡にでもなったらパーだ。 今こそ、スケジュールを気にせず旅に出ることができる最大のチャンス。育休のうちに、行っちゃえばいいんだ！ そんなことを考えていたある日。 母と姉とが旅行を計画しているという情報をキャッチ！ ひとりで行くより、大勢で行く方が楽に決まっている。抱っこする腕は多いほどよいのだ。 早速「わたしも行くぅぅっ」と騒ぐことにした。 見つかったら最後、わたしがそう言い出すことを予想して、秘密裏のうちにコトを進めようとしていた二人。 そうはうまくいくもんか。隠し事は、いつかバレるものなのよ。 こうして旅行の体勢は整った。 せっかくだから、おばあちゃん（ちびろくのひいおばあちゃん）も一緒に行こうということになる。 メンバーは年齢順に �@　おばあちゃん（祖母） �A　おばば（母） �B　姉 �C　わたし �D　甥っ子（４さい　姉の子） �E　ちびろく（４ヶ月） なんと直系４世代である。 果たして４ヶ月の赤ちゃんを連れての旅立ち成るか！？ いや、ゼッタイ行くんだってば。

なぜグアムか 飛行時間が短いから、というのが最大の理由だ。 ちびろくは、生まれてはじめての飛行機。 もしかしたらギャンギャン泣きわめくかもしれない。いや、その可能性は大有りなのだ。 いつか、フランクフルトから成田まで、泣き通しの赤ちゃんが居た。 外国で出産した人の里帰りのようで 「ウィリアム〜、よい子にして〜、お願い〜」 と呪文を唱えるおかあさんは哀れだが、うるさいものはうるさい。 その頃独身だったわたしは 「母親〜、何とかしろよ。そんな赤ん坊ヒコーキに乗せてどうすんだよ、まったく」 とおなかの中で非難ゴウゴウだったのだ。 ウィリアムくんは体力のありあまった赤ん坊らしく、結局、成田到着まで休むことなく泣き続けた。 「ちびろくも、泣いたら“ウィリアム”と呼ぼう。泣く子は、みんなウィリアムだ〜！ウィリー、泣いちゃイヤ〜」 などとふざけている場合ではない。 ３時間半ならば、おっぱいとおしゃぶりで何とかやりすごすことができる。 １０時間以上のフライトで、眠るために暗くなった機内で大泣きされてはたまらない。周囲の白い目に耐えるほどの度胸は、わたしにはない。 ナマコがいると聞こうが、オシャレじゃなかろうが、赤ん坊連れにはやはり、グアムなのだった。

なぜグアムか裏話　（ハハの野望） 実は、ヨーロッパ好きのわたし。 当初はちびを抱えてロンドンにでも行こうかと考えた。 ロンドンならば何度か行ったこともある。だいたいの様子はわかっているから動きやすい。英語だし、いざとなれば日本語の通じるお医者さまもつかまるだろう。タクシーだって安心だ。（ちびろくを連れて地下鉄を利用するほどの体力はない） 本当はイタリアに行きたいけれど、赤ん坊連れで歩いていたら、すぐさまジプシーにかこまれそうだし。 それともパリでもいいかも。 ＪＴＢのエスカルゴバスが走っているし、（乗ったことはないけれど、主要観光地をグルグル回っていてかなり便利らしい）チュイルリー公園での〜んびりするのも楽しいかもね。買い物はラファイエットとプランタン辺りで済ませばいいか。 飛行機とホテルだけが決まっていて、後はすべてフリーのツアーを取れば何とかなる。 片手にベビーカー、片手にスーツケース、肩には大荷物（赤ちゃんグッズはかさばる）、挙げ句の果てにはちびろくをダッコなんてことにもなるだろう（ヒ〜）から、ホテル〜空港の送迎は必須。 ひとりでも、やってやれないことはない。ダッコひももあることだし。 夢はちびろくとヨーロッパ。 しかし１５時間のフライトに、ちびろくが耐えられるか…。 まずは試しにグアムへＧＯなのだ。

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