ちびろくとグアム


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グアム到着 最後の一日−DFS




グアム到着
旅行１日目　[2000/4/3]

着陸時のおっぱいも難なくクリアし、いよいよグアム到着である。
まずは入国審査。すっごい行列である。
ファミリーばかりが目につくのは、自分も子持ちになったせいだろうか。小学生くらいの子を連れた家族が多い。春休みだもんねぇ。ざっと見渡したところ、赤ちゃん連れはいないようだ。
ちびろく最年少！
ベビーカーでおとなしくしている彼は、どうやらまだ眠たい様子。しかし、審査ではベビーカーにのせたままというわけにはいかず、ちびろくを抱き上げて係員に顔を見せなくてはならない。パスポートの写真とよ〜ぅく見比べて、ＯＫ。
以前、イタリア入国では、せっかく差し出したパスポートもろくに見てもらえず、スタンプも押されずに「ちぇっ」と思ったものだが、グアムでも一応アメリカ？チェック厳しいのかしら。
しかし、写真を撮ったのはちびろくが３ヶ月のとき。今回はよしとしても、こんなんで、５さいまで通用させてよいものだろうか！？「顔がちがう」なんて言われたら、どうすればいいのかしら。

とにかく荷物を受け取り、ロビーへ出る。
JTBカウンターで電話を受け取り、ホテル・空港間の送迎バスに乗らなくてはならない。
カウンターは、当然のように日本人スタッフ。話が早い。日本で予約していた携帯電話をGET。これは便利！国際電話もＯＫだし。

ガイドの女性（日本人ではないけれど、日本語）が
「Ｏｈ！Ｂａｂｙ！Big！！Ｃｕｔｅ！」
とちびろくを抱っこして、バスまで案内してくれる。
ちびろくはかわいいから、さらわれたらたいへん！（←親ばか）あわてて後に続くわたし。

建物の外に出ると、いきなりムッとくる暑さ。ヒ〜。
日本の真夏、夏休みくらいの熱気が肌にまとわりつく。まだ夏をすごしたことのないちびには、かなり強烈かもしれない。そして、乗り込んだバスは冷房ガンガン。この温度差に、ちびはすぐさまダウンだ。こんなんじゃ、島内観光は諦めた方がよさそう。
しかも、バスはなかなか出発しない。まだ来ていない人がいるらしい。
「すぐ着くだろう」と、ちびろくバッグを手元に置かなかったことが悔やまれる。（だって重かったんだもん…）日除けのうちわも、ちびろくの飲み物も、おしゃぶりも、すべてバッグの中なのだ。ちびろくお願い、ここでグズらないで〜。

ツアーだと、こんなところが面倒だ。
子どもが小さいうちは特に、自分で采配できる個人旅行のがいいかもしれない。（やったことないけど）
２つのホテルを寄り道して、やっと、わたしたちの宿泊するホテルに着いた。フウ〜。

コネクティングルームとベビーベットをお願いし、部屋に入る。
@　母と祖母
A　姉と甥とわたしとちびろく
荷物は部屋まで自分で運べと事前に脅されていたが、ちゃんとポーターいて運んでもらえた。フロントとの交渉の間、（部屋が変更になるかもしれないので）辛抱強く、しかも笑顔で待っていてくれた彼。ありがと〜。しかも、わたし好みのカワイイ顔で、ついチップをはずんでしまった。ホント助かったし。
残念ながら、今日は部屋が空いておらず、コネクティングルームは明日からだけど、言ってみるものだ。
コネクティングルームもベビーベッドも、日本で旅行会社には頼んでいたのだが、やはりホテル側と直接交渉した方が確かだ。
旅行会社経由だと割増料金のコネクティングルームも、タダだったし。
ベビーベットもすぐ届き、さっそくちびろくをそこに入れる。まるでサルの檻。本人はご機嫌だし、落ちる心配もないからいいけど。

夕方着いたので、そろそろゴハンの時間。レストラン目指してゾロゾロお出かけである。





SAM CHOY'S
ハワイが本店のレストラン
メニューはヨーロッパとアジアの味をミックスしたパシフィックリム

らしい。
海がテーマの店内は薄暗く、壁面が水槽になっていて何やらうごめいている。
祖母が「まぁ〜、ここは日本人ばっかりねぇ」とよろこぶ。トホホ。安心なのね、おばあちゃん。ちなみにメニューも日本語表示。

しかし注文してから料理が出てくるまで、随分時間がかかった。（南の島だから？大らかなの？）
あのね、ちびろくがおとなしくしているうちに持ってきてほしいのよ！プンプン。ちびろく泣き出したらおちおちゴハンも食べられないのよ。あまりの空腹に（授乳中はおなかがすくのだ）、先に出てきたパンをむさぼり食う。おいしい。（涙）催促して、し〜ばらくしてからやっとメインディッシュがやってきた。

ポークチョップはソース甘すぎ。肉、むちゃくちゃかたい。お肉の上に砕いたナッツ。歯に挟んじゃいそうで、コワイ。
フィレンツェで、かたいステーキを食べて歯痛をおこしたことを思い出した。
（夫にとってはまさに）悪夢の新婚旅行。
痛みは引かず、それからの日程は苦しみ抜いて過ごしたのだ。
陣痛の真っ最中、「あんときの歯痛に比べればこんなもん！！」とココロの支えにしたくらい。
つけ合わせの野菜はおいしい。ポテトサラダも甘いけれど、イケル。シーフードのクリームパスタはわたしには香辛料強すぎ。
バナナの葉っぱで何かいろいろ蒸した料理（正式名称は資料なし。名物らしい）は、ん〜…。ゴハンと海苔がついてきてビックリした。確かにゴハンも米を蒸した料理だけど。甥っ子に、好評。

雰囲気的には悪くないけれど、またここに来たいとは、ちっとも思わないぞ。





なんだか疲れて頭痛がしてきたわたし。
グッタリしつつもセブンイレブン（日本のセブンイレブンとは何の関係もないらしいコンビニエンスストア）へ向かう。
おにぎりもある。肉まんもある。ココハドコ！？の不思議な世界。
プール用のオムツやもシュノーケリングセット、子供用の浮き袋やライフジャケット（もどき＄６．７０）がある。見ているだけで結構たのしい。
翌朝のパンやヨーグルト、牛乳などを調達。

実は、食料品はＡＢＣマートの方が充実していることが、後ほど判明。
ＡＢＣマートの店内は、結構広い。
食料品はもちろんのこと、ロゴ入りＴシャツも豊富。値段は１０＄くらいからだから、お買い得だろう。自分用にはちょっと…だが、子ども用はカワイイ。ちびろく用に買い込む。マグネットやフォトスタンドも、おみやげによさそう。コスメ関係やディズニーもの、雑貨などもたくさんあってウレシイ。

外国でスーパーマーケットを見つけたら、チェックせずにはいられない。いつもＪＵＮＫなお菓子やパスタなんかを仕入れて楽しむのだ。モノプリ（パリ）やマークス＆スペンサー（ロンドン）も、だいすき！地元のオバチャンたちに混じって、なんだかワクワクするのよ。
ここのコンビニエンスストアは日本人御用達で、巻寿司やおいなりさんまであったけれど、それをアーミー服のオニーチャン（日本人ではない）が買っていたのには驚いた。ヘルシー志向か！？
だけど、オニーチャン、ゴハンって炭水化物だから、そればっかり食べてたら太るよ。

部屋に戻り、ちびろくを風呂にいれて、本日のお役目は終了。
明日は何して遊ぼうか？オヤスミナサイ。