| ちびろく日記 |
      |
| ２さいと５ヶ月のちびろく 2002/4/9～2002/5/8 |
| ちびろく日記 |
| |
| ２さいと５ヶ月のちびろく 2002/4/9～2002/5/8 |
|
|||
九州地方は雨模様。かーちゃんの希望としてはおうちでダラケテ過ごしたい というのも最近はちびろく連れのお出かけに少々くたびれているのである。ちびろくはドライブが大好きで、 「おうち、いやー。とーちゃんぶーでいくー」 とお出かけをせがむのだが、一度車に乗せたら最後、少々の距離では飽き足らずいつまでも降りずにゴネるのだ。結局は終わりのない泣き攻撃に辟易し、あてのないドライブへ出かける羽目に陥るわけだ。しかも、ちびろくの狙いはショッピングセンターにあるチビスケ用の車型カートなのだ。カートのあるショッピングセンターは限られているし、例えそこへ行ったとて必ず乗れるとは限らない。前半の連休に雲仙へドライブした帰り 「あおいぶーにのる～ッッ」 と言い張ったちびろくのイイナリになった結果、帰宅時間は１０時を過ぎ、親はボロボロヘトヘトであった。（←ちなみに出発したのは朝の９時） このときにいたく反省し、何もかもちびろくの希望を叶えてやろうとするのはやめようと決心したのだが、泣く子を黙らせるのは難しい。昨日も午前中、しまじろうのショーを見に出かけ、午後はおうちでのんびりしようと帰ってきたら、案の定 「とーちゃんぶーで、いく～～ッ」 と大泣きされた。昼食も食べずに不貞腐れ、お出かけしたいと拗ねまくる。結局は親が根負けし、再び出かけることになる。 大雨の中、タオルをたくさん準備して、とーちゃんぶーに乗り込んだ。ちびろくはいたくご機嫌で、チャイルドシートにふんぞり返る。しかしあまりの土砂降りに、行き先も思い浮かばない。停めたままの車の中で、虚ろな会話が交わされる 「どこに行く～？シティモールはもう飽きたよ～」（←車型カートのあるショッピングセンター。しょっちゅう行っているので、もう見るものもない） 「ゆめタウンは？」 「えー、あそこ先週も行ったし～」 雨脚はますます激しくなり、窓の外は見えないほどに強い雨が窓を叩く。その音をぼんやり聞きながら、このまま昼寝でもしたいわぁ～ 「ちびろく～、おせんべ食べる？」 「たべりゅー」 自宅の庭先に停めた車の中で湯煎餅（←雲仙名物の薄焼き煎餅。ちびろくの顔くらい大きい。うす甘くて結構スキ）をかじる親子三人。傍から見たらさぞかし異様な光景だろう。 「ちびろく、実はおなかすいてるでしょー」 弁当箱に詰めたお昼ごはんを出すと、ちびろくは盛んな食欲でぱくつき出した。やっぱり腹は減っていたのだ。さっきまで真っ赤な顔してキーキー怒り、ハンストしていたのが嘘のよう。 お弁当のおかわりまでして（←大雨の中家へ戻り、残りをつめて持ってきた）人心地付いたちびろくは、やっと事態に気づいたらしい 「しゅっぱつしんこー！」 と叫んで脚をばたばたさせた 「なんだ、出発してないって気がついたか」 夫が笑って車を発進させた。どうやらまた、あてのないドライブに出かけるらしいよ |
|||
|
|||
ちびろくが今イチバン恐れているのはカミナリさん。保育園で行われた楽しい節分の行事で登場したオニが相当怖かったらしいのだ。どんなに悪たれているときも 「そんなことしてたら、カミナリさんくるよッ」 の一言で 「いやーッ」 と顔面蒼白で、スグサマよい子に変身する 今日もお風呂上りにオムツを嫌がり下半身すっぽんぽんで逃げ出したちびろくは、テーブルの下にもぐりこみ（←ちびろくの隠れ家）、ちっとも出てきやしなかった 「こらーッ、ちんちん丸見えよーッ。ちびろくったら、かっこわる～。ちんちんが風邪ひくから、早くオムツをはきなさーい！！」 かーちゃんがコワイ顔して怒鳴っても、ニコニコ笑ってどこ吹く風。さすが２さい児イタズラ小僧（←カワイイ） しかし、お風呂からあがってきた夫に 「パンツ（型オムツ）はかないと、カミナリさんにちんちん取られちゃうよッ」 と脅されると 「イヤーッ」 と慌てて飛び出した。怯えてわたしにしがみつき、急いでパンツを装着する 「（これで）いー？（いいですか） （カミナリさん）こないー？」 とおどおど心配するちびろくの狼狽ブリに、さすがに脅しすぎたかと夫はやさしく語りかけた 「もうだいじょうぶだよ。でも、ちびろく、パジャマのおズボンはいてないねぇ。パンツだけだったら、ちょっと心配かなぁ。カミナリさん、ちんちん見つけちゃうかなぁ。おズボンまで履いたら、きっと完璧だと思うよ」 「イヤーーーーッッ」 大事な大事なちんちんを取られちゃってはたまらない。パニック気味のちびろくは、もちろんすぐさまズボンを履いた 「こないー？もうこないー？」 とわたしにしがみつき、必死になって確認する 「だいじょうぶよー。カミナリさん来ないよ。もし来たって『こないでー』って言えばいいのよ。だいじょうぶ、かーちゃんも一緒に言ってあげるから。そしたらカミナリさん帰るから、だいじょうぶ」 こんな脅しではしつけにならないし、教育上よくないこともわかっている。それでも便利なものだから、ついつい使ってしまうのね ごめん、ちびろく。ごめんったら どうかちびろくの夢にカミナリさんが出てきて夜泣きすることがありませんように こっそりと祈るかーちゃんなのであった |
|||
|
|||
お布団を敷くお手伝いしてくれるようになったちびろく。うちでは和室に布団を敷き詰め、家族さんにん川の字になって寝るのだが 「お布団敷くよ～。お手伝いしてくださーい」 と呼ぶと、嬉々として寄ってくる 枕を運ぶのと、３つ折に折りたたんだ敷布団を広げること、それが済んだら毛布および掛け布団を整えるのがちびろくのお仕事だ しかし、無事に布団が敷けたとて喜んではいられない 「ちびろくがお手伝いしてくれたから、きれいにお布団敷けたわぁ～。ありがとねー」 と礼を言い、のんびり皿など洗っていると、どうも不穏な気配がする。手を拭き拭き見に行くと、敷いたばかりの布団部屋は見るも無残な散らかり様だ 掛け布団がすべて積み重ねられ、その上に枕や毛布が乗っかって、部屋の真ん中に布団の山ができている 「きゃーッ、せっかく敷いたのにッッ！？ちびろく、何やってんのーーーッ！！」 「こうじー♪」（←工事） あまりに元気なお返事に怒る気にもなれやしない ちびろくは工事現場が大好きなのだ。ドライブ中に道路工事に遭遇すると目を輝かせてヨロコブし、保育園の前の道で工事が行われていたときは、毎日かぶりつきで見ていたらしい 確かに布団が積み重なった有様は工事現場に見えるカモ。コレがしたくてちびろくは、せっせと布団を敷いたのね ちびろくはとびっきりのイイお顔で、布団の山にダイブする やれやれとため息をつきながらも、叱るわけにはいかないのであった |
|||
|
|||
Aｔｔｅｎｔｉｏｎ，ｐｌｅａｓｅ！ 今回は、うんちくんのお話です。育児中の方、その方面の趣味をお持ちの方以外は、耐えられないカモ オムツ小僧のちびろくさまは、トイレへ行くのが大きらい 朝ごはんの後、立った姿勢でうんちをするのが彼のこだわりのスタイルだ。 タイヤつきのプラスティック製３段引出し式収納ボックスを、ちびろくのぶー専用おもちゃ箱にしているのだが、必ずそれにつかまり立ち、無邪気に遊ぶ姿を装いながらこっそりキバッているのである それでも一週間前くらいから 「うんちしたょおー」 と教えてくれるようになったきた。いつも自主申告されるわけではなく 「うんちした？」 と尋ねてはじめて 「うんち、でたー」 と言うこともあるし、当然のことながら 「ないー」 と大嘘つくこともある。自己申告してきたときは 「うんち教えてくれてありがとー。ちびろくが教えてくれたらスグにオムツが替えれるねぇ。すっきりするねぇ、気持ちいいねぇ」 と、大仰に喜ぶことにする。もちろん 「この次もまた教えてね。チッコのときもお願いね」 と次の申告も期待するが、思惑通りにはいかないものだ 「ちびろく、今うんちしてるでしょー」 「うん」 と言うときでも、トイレへ誘うと頑なに断られる日々である とりあえずおっぱいも卒業したし、次に残るは最終ステップ、おむつはずしというヤツだ いよいよ２さいのこの夏にはと、オムツ卒業を夢見るあまり可愛いパンツ（←もちろんブリーフ。だけどキュートな色柄物。白いのはイヤン。でもチビスケサイズのトランクスって売ってない～）も準備した ちびろくが完全に赤ちゃんを卒業し、晴れてニンゲンの仲間入りする日も近い（←大ウソ） ものぐさなわたしが、ほんとーにトレーニングを始められるのかは謎であるが、始めなくちゃいけないのよね～ だけどオムツで膨れたアヒルのおしりもカワイイし、と言い訳を探すかーちゃんなのであった |
|||
|
|||
涙の断乳（←泣かされたのは親。しかもただ「眠れない」とゆー世にも情けないがほんとーにツライ事情のため）騒ぎが沈静化した後も、ちびろくの寝かせつけに苦労する日々である。当のちびろくも眠くて眠くて目はトロトロ、静かに布団に行きたかろうに 「かーちゃんのビデオ！」 と要求する。この「かーちゃんのビデオ」とゆーのは、別にわたしが映っているわけではない。かわいいかわいい己（＝ちびろく）が延々と映し出される成長の証ビデオとゆーヤツだ。ただ撮っているわたしが滔々と喋っているのでそんなふうに呼ぶらしい。ナルシストなちびろくさまは ①自分が映るかーちゃんビデオを ②かーちゃんのお膝に座って見ながら ③おおきいぶー（←コンビカー。いわゆる乗り物玩具。ちびろくの大事ちゃん）を側において片手で触り だんだんと眠りにつくことに決めたらしい。 いよいよ眠くなるとよっこらしょ、と席を立ちわざわざ反対に座りなおし、やっとわたしの方を向き手足を絡め密着する。そのままの姿勢でしばらく待ち 「お布団行こうか？」 と尋ねると、ウンと素直に頷くのだ。 この間、うまくいって（←ポイント）２０分。 もちろんその前には眠たくてわけがわからなくなり、些細なことで大泣きしたり、車に乗ってお出かけしたいと大声で泣き喚いたり、ジュースを２本飲むと言い張ったり、ダメと言われて大泣きしたり、ありとあらゆることをしでかしている。 ビデオを見せたからといって素直に眠くなるわけでもなく、せっかくトロトロしていた瞳が何かの拍子にカッと見開き、再びおおきいぶーにまたがって家中を爆走（←フリダシに戻る）ということも少なくない。 つきあう方はウンザリだが、それも親のお役目だろう。 「これから先は大人の時間だから、子どもは自分の部屋でひとりで寝なさい」とゆー欧米型の子育てに憧れてしまいそう。 ちびろくったら、甘えんぼさんもいいけどさ。そろそろ一人で寝てくれないと、かーちゃん、また参っちゃうよ？今度はとーちゃんが先にダウンしちゃうかも（←ヤメテ～） ちょっとくたびれモードの夫婦二人。我が家の長い夜は始まったばかりなのだ（←最近は長い夜ばっかり） |
 ちびろく日記 | |||||
| 最新の日記 | ２さい０ヶ月 | ２さい１ヶ月 | ２さい２ヶ月 | ２さい３ヶ月 | ２さい４ヶ月 |
| ２さい６ヶ月 | |||||
  |
|||||